米HP、クラウド導入コンサルティングサービスを発表


 米Hewlett-Packardは2月16日(米国時間)、クラウドインフラ導入支援サービス「HP Cloud Design Service」を発表した。共通のフレームワークを使ってクラウドインフラの設計を高速化し、リスクを軽減するもので、クラウドコンサルティングサービスのポートフォリオを拡充する。

 HP Cloud Design Serviceは、パブリックとプライベートの両方のクラウドに対応。顧客に合わせてカスタマイズしたシステム設計と実装プランを提供する。実装プランには、コスト試算、実装ガイドライン、テスト、運用管理、サービスライフサイクル管理、ガバナンスなどが含まれる。

 共通のフレームワーク「HP Reference Architecture for Cloud」をベースに、既存インフラやクラウドモデルなど個別の要件に対応する。独自統合技術「HP Converged Ingrastracture」を利用して、HPおよびサードパーティ技術をシームレスに統合可能。HP Labsのプランニング・分析ツールの活用で、ITサービス関連標準ガイドライン「Information Technology Infrastructure Library(ITIL) v3」に沿い、技術の重複を避けてリスクを軽減できるという。

 HPのクラウド導入支援サービスは、米国防総省のクラウドサービス「RACE(Rapid Access Computing Environment)」の設計などで実績があるという。



(Infostand)

2010/2/18 09:00