SRA OSSがコアマイクロシステムズと協業、SSD製品でPostgreSQLのI/O性能改善を図る


 米SRA OSS 日本支社は2月18日、コアマイクロシステムズ株式会社と協業し、SSD製品「Solid STOR」「Super CACHE」「Super SSD」を同日より販売開始すると発表した。SRA OSSが展開に力を入れているオープンソースデータベース「PostgreSQL」のシステムで活用し、ランダムI/Oの発生でディスクがボトルネックになることを防ぐ狙いがある。

 今回SRA OSS 日本支社が販売を開始する3製品は、ランダムアクセスに強いSSD製品。特に、30IOPSを超えるランダムI/O性能を持つSSDのSolid STORと、インラインキャッシュのSuper CACHEは、エンタープライズ向けの大量トランザクション処理時に発生しやすいランダムI/Oボトルネックを効果的に解消できるとのことで、両社の検証では、標準的なSASドライブを利用した場合に比べ、最大10倍の性能改善が可能ということが確認されているという。

 なおSRA OSS 日本支社では、PostgreSQLにコアマイクロシステムズのSSD製品を組み合わせることで、トランザクション負荷が高く、今まで適用が困難だった大規模エンタープライズシステムでのPostgreSQLを推進したい考えである。


(石井 一志)

2010/2/19 16:00