APCジャパン、省電力機能を搭載した中小規模向けUPS「ES 550/750」


APC ES 750

 株式会社エーピーシー・ジャパン(APCジャパン)は2月23日、SOHOや中小企業、家庭などに向けた小型UPS(無停電電源装置)「APC ESシリーズ」において、コンセント数の増加などを行った新製品「APC ES 550」「APC ES 750」を発表した。同日より販売を開始する。

 ES 550/750は、中小規模向けのUPSであるAPC ESシリーズの新製品。UPSのマスタコンセントに接続したPCのスリープモード、電源オフに連動して、同じくUPSに接続されているディスプレイ、スピーカーなどの周辺機器の電源を、自動でオン・オフできる「マスタ連動コンセント機能」を搭載しており、周辺機器の待機電力を削減できるという。

 加えて、ユーザーの利便性を考慮し、コンセント数を、ES 550は8口、ES 750は10口と、いずれも既存の同等製品と比べて2口増加させた。バッテリバックアップが可能なコンセントはそれぞれ4口、5口。また、すべてのコンセントに対して、接続した機器を落雷から保護するサージ保護機能を提供する。

 電源管理ソフトとしては、「PowerChute Personal Edition」が同梱されており、電源障害時には、UPSに接続しているPCを順番に自動シャットダウンし、データを安全に保護できるとしている。

 バッテリバックアップコンセントの最大出力容量は、ES 550が550VA/330W、ES 750が750VA/450Wで、定格出力電圧は100V。価格はそれぞれ、1万6400円、2万6400円。


(石井 一志)

2010/2/23 15:01