JBグループ、日本HP・マイクロソフトと共同でITソリューションメニューを開発・提供

　JBCCホールディングス株式会社（以下、JBグループ）、日本ヒューレット・パッカード株式会社（以下、日本HP）、マイクロソフト株式会社の3社は3月2日、企業におけるITコスト削減と情報活用の促進を図るため、ITソリューションメニューを共同で開発・提供すると発表した。

　この協業では、日本HPとマイクロソフトの製品をベースにしたソリューションメニューを3社が協力して開発し、JBグループより販売するほか、3社による共同マーケティング活動も行うとのこと。具体的には、「コラボレーションプラットフォーム」「サーバー仮想化ソリューション」「効率化ソリューション」の3分野でソリューションメニューを用意し、3月より販売を開始する。

　このうち、「コラボレーションプラットフォーム」では、SharePoint Server 2007と、JBグループのアドインワークフローパッケージ「PetitWorkflow Standard Edition」を組み合わせてソリューションを構成。さらに、Exchange Server 2010とも連動するソリューションメニューの開発に加えて、Forefront Security for SharePoint/for Exchange Serverといったセキュリティ機能についても提供する。

　「サーバー仮想化ソリューション」では、日本HPのサーバープラットフォーム「HP BladeSystem」「HP ProLiant」やストレージ「HP StorageWorks」をハードウェアに採用。Windows Server 2008 R2 Hyper-Vと統合管理ツールのSystem Centerを活用し、コスト削減を実現する、仮想化ソリューションメニューを開発するとした。

　「効率化ソリューション」では、省電力機能を備えたWindows 7とForefront Client Security、日本HPのPC製品などを活用し、コスト削減を図る。また、Application Virtualization （App-V）、Enterprise Desktop Virtualization（MED-V）といった、マイクロソフトの仮想化機能を用いることにより、生産性向上と運用効率化を実現するという。後者に関しては、現地環境において検証を行うソリューションメニューの開発・提供も行うとのこと。

　なおJBグループでは、今回提供する各メニューを提案・販売するための専任部隊を、東京・名古屋・大阪に配置。あわせてグループ社員のマイクロソフト認定資格の取得を強化し、現在の約200名から、今後3年間で400名に拡大する。

　JBグループの販売目標は、今後1年間でソフトウェアライセンスが10億円、ソリューションビジネスが7億円。３年以内には、計30億円規模の売り上げ達成を目指している。