インターコム、動画ログ機能などを搭載したASP型リモートサービス新版


操作画面のイメージ

 株式会社インターコムは3月9日、ASP形式でリモートサポートを行えるようにする「LAPLINK ヘルプデスク」を発表した。ヘルプデスクなどのサポート担当者が、サポートを申し込んだユーザーのPCをインターネット経由で遠隔操作し、トラブルの解決などを行うのに適しているという。提供開始は3月29日の予定。

 LAPLINK ヘルプデスクは、ヘルプデスクでのユーザーサポート業務を支援するASP型のサービスで、「LAPLINK ASP2」の後継として提供される。従来のサービスと同様、電話でのやりとりでは伝わりにくい情報を、サポート対象者のPCをリモートから直接操作することにより、的確に伝えられるメリットがある。リモート操作は、Webサイトでサポート対象者にボタンをクリックしてもらうだけの簡単な操作で開始でき、サポート対象者は、セキュリティ設定の変更など、特別な操作を行う必要がないという。

 新版では、サポート方法の改善や不正操作の抑止に利用可能な動画ログ機能、サポート履歴を記録して、統計データをグラフ化できる管理ツールなどを搭載した。また、管理ツールにオプションの「追加オペレータID」を導入すれば、各サポートスタッフを区別して、履歴の記録、使用機能の設定が可能になるとのこと。

 ライセンスは、サポートセンター側で必要な数(同時使用数)を購入する仕組みで、月額ライセンスと、ボリュームディスカウントが設定された年額ライセンスが用意されている。1ライセンスあたりの価格は、月額ライセンスは1万8900円/ライセンス、年額ライセンスは、1~9ライセンスの場合で21万円/ライセンス。また追加オペレータIDは月額、年額の両ライセンスでボリュームディスカウントが設定されており、1~49オペレータで年額5250円/オペレータ、もしくは月額525円/オペレータ。



(石井 一志)

2010/3/9 11:00