米Google、「Google Apps」向けアプリケーションストアを開設


 米Googleは3月9日(米国時間)、「Google Apps」と統合できるサードパーティのアプリケーションを集めた企業向けマーケットプレイス「Google Apps Marketplace」を開設した。Google Appsにプラットフォームとしての役割を持たせる。無料・有料の両方があり、評価やレビューなどの機能も備える。

 「Gmail」「Google Calendar」「Google Docs」などのGoogle Appsを利用するユーザーが、Googleアプリケーションと統合可能なサードパーティのアプリケーションを導入できる。ユーザーは「OpenID」によるシングルサインオンでログオンしてアプリを利用。管理者はカレンダーや電子メールと連携するよう設定できる。

 種類は、会計、生産性、マーケティング、プロジェクト管理などさまざまで、分野別、企業別にブラウズできる。現在、約50社がさまざまなアプリケーションを提供しており、給与計算の「Intuit Online Payroll」(米Intuit)、支出管理の「Concur Breeze」(米Concur Technologies)、資産管理の「EZasset Business Asset Management 3.01」(米StrongTech)などが登録されている。

 サードパーティがアプリケーションを配信するには、初期登録料として100ドルが必要。また売り上げの20%をGoogleに支払う。


(Infostand)

2010/3/11 09:30