マクニカネットワークス、仮想アプライアンス版ロードバランサー「Citrix NetScaler VPX」を販売
マクニカネットワークス株式会社は3月11日、シトリックスのアプリケーションスイッチ「Citrix NetScaler」の仮想アプライアンス版「Citrix NetScaler VPX」を販売開始すると発表した。参考価格は33万円(税別)から。
NetScalerは、負荷分散からTCP最適化、SSLアクセラレーション、キャッシュなどの機能を備え、Webアプリケーションへのアクセスを高速化・最適化できるロードバランサー製品。もともとは、ハードウェア、ソフトウェアを一括してアプライアンスサーバーの形態で提供していたが、NetScaler VPXは、NetScaler MPXの機能のうち、ソフトウェア部分だけを抜き出し、イメージとしてパッケージされた。
基本的な機能は、アプライアンスサーバー版とほぼ同一で、HTTPスループットが最大10Mbpsの「VPX10」、同200Mbpsの「VPX200」、同1Gbpsの「VPX1000」といった3製品をラインアップ。このほか、評価用の無償版「NetScaler VPX Express Edition」も提供されている。
対応する仮想環境は、シトリックスの仮想サーバーソフトウェアであるXenServer5 Update3以降と、VMWare ESX/ESXi 3.5以降。1台の物理サーバー上に複数の仮想アプライアンスをインストール可能で、マルチテナント環境を容易に構築できるため、データセンターでのサービス展開も容易に行えるとのこと。
2010/3/11 16:34