2010年はストレージ市場も回復-米iSuppli
調査会社の米iSuppliは3月11日(米国時間)、2010年のコンピュータ用HDDとODD(光学ディスクドライブ)の市場調査報告を発表した。2010年はPC市場の回復が見込まれており、HDDとODDともに拡大基調に戻すと予想されるという。
2010年第1四半期(1~3月期)のHDDの売上高は66億ドルで、2009年第4四半期の67億ドルから減少。減少は季節要因によるもので、第2四半期には2009年第4四半期並みに回復すると予想している。通年では、2009年の234億ドルから18.4%増の277億ドルになるとみている。
2010年のODDの売上高は、四半期ベースではいずれも2009年第4四半期の41億ドルには及ばないものの、通年では7.6%増の148億ドルになると予想している。
ストレージの成長要因としては、ノートPCの強い成長、新規サーバーの購入、データセンターの2.5インチHDDへの移行などを挙げている。企業のWindows 7への移行もPCの成長を加速させており、間接的に影響するという。
2010/3/15 09:00