マイクロソフト、「子ども手当」関連業務を支援する自治体向けExcelテンプレート


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 マイクロソフト株式会社は3月16日、子ども手当の制度変更によって発生する事務作業の効率化を支援するため、「子ども手当事務支援 Excelテンプレート」を発表した。対応するExcelは、Excel 2003以降。自治体支援活動の一環として、同社のWebサイトで無償ダウンロード提供する。

 子ども手当の導入によって、自治体のITシステムにおいても何らかの対応が必要になってくる。しかし、大規模なシステム改修・変更が難しい、変更が6月の支給開始に間に合わない、といった課題を抱える自治体が出てくることも想定され、マイクロソフトではそうした自治体を支援する目的で、今回のテンプレート提供を決めたという。

 特徴は、広く利用されているExcelによって、自治体が従来の資産を活用し、子ども手当給付事務に関する業務を、円滑に行える点。既存の業務システムに大きな変更を加えることなく、資格管理、支給管理、各種帳票出力といった作業が実施できるほか、平成23年度の児童手当からの移行や将来の制度変更にも、カンマ区切り(CSV)ファイル形式での項目設定、報告帳票の変更などが可能なため、柔軟な対応を行えるとしている。


(石井 一志)

2010/3/16 17:29