アクシスソフトの「経費精算術『賢速』」、Suica/PASMOを読み取り可能に


 アクシスソフト株式会社は3月17日、経理精算ソフト「経費精算術『賢速』」の機能強化版を発売した。新たに「ICカード読込機能」「オフライン入力機能」「HTML入力機能」を追加する。

 経費精算術『賢速』は、交通費などの経費精算ソフト。路線情報検索サービス「駅すぱあと」との連携や、訪問先など入力履歴の参照、駅すぱあとから導き出されたルートや運賃を「信頼度」として表示する機能が特長。

 今回、新機能として「ICカード読込機能」「オフライン入力機能」「HTML入力機能」を搭載。ICカード読込機能では、Suica/PASMO/ICOCAなど各種交通機関で利用されるICカードを読み取り、乗降車駅、運賃などを交通費明細入力画面に読み取れるようにした。

 オフライン入力機能では、Webアプリケーションでありながら、オフラインでも交通費明細入力を可能にした。オフライン時に入力したデータは暗号化され、PCのローカルに保存。ネットワーク接続された際に取り込んでくれる。

 最後のHTML入力機能では、入力における高い操作性を実現するため採用されている国産RIA「Biz/Browser」がインストールされていないPCからも、一般のWebブラウザを利用することでデータ入力を可能にした。

 新機能はすべてオプションとして提供される。価格はICカード読込機能とオフライン機能がそれぞれ30万円(税別)/ライセンス、HTML入力機能が10万円(同)/ライセンス。



(川島 弘之)

2010/3/17 17:24