ALSI、暗号化USBメモリ作成ソフトの上位版「SecureDevice Pro」


 アルプスシステムインテグレーション株式会社(以下、ALSI)は3月18日、ネットワーク機能に対応した暗号化メモリ作成ソフトの上位版「InterSafe SecureDevice Professional(以下、SecureDevice Pro)」を発表した。26日より販売を開始する。

 SecureDeviceは、USBメモリからの情報漏えいやウイルス感染を防止するソフト。汎用USBメモリに暗号化機能を付与する機能や、PCへのアクセス権限機能を備える。最初から暗号化機能を備えたセキュアUSBメモリを購入するより低コストで済むことから、2009年8月の発売以来、現在までに200社以上へ導入されているという。

 上位版となるSecureDevice Proでは、ネットワーク対応をはじめとする新機能を追加。具体的には、接続するPCのウイルス対策状況確認、USBメモリ内のログ自動送信、暗号化USBメモリ有効期限切れの際の内部データ自動破棄に対応した。

 また、機能拡張として「ホストPC」の複数登録に対応。従来は、1台のPCを「ホストPC」、それ以外のPCをすべて「ゲストPC」と認識させ、「ゲストPC」でさまざまな制御を行う仕様だったが、「ホストPC」を複数登録できるようにして利便性を向上している。

 通常版の価格は、サーバーライセンスが14万7000円から、USBメモリライセンスが7560円/本から。アカデミック版の価格は、サーバーライセンスが10万2900円から、USBメモリライセンスが5250円/本から。




(川島 弘之)

2010/3/18 11:55