HDE、Webフィルタソフト新版「Web Cop 2」-価格を従来の1/3に


 株式会社HDEは3月18日、Webフィルタリングソフトウェアの新版「HDE Web Cop 2」を発表した。4月15日より販売開始する。

 HDE Web Copは、不用意な書き込みから情報が漏えいすることを防ぐための、企業向けWebフィルタリングソフトウェア。企業においては、私的利用よりも情報漏えいをより大きなリスクと考えた上で、企業に必要なWebフィルタ機能を精査し、他社製品と比べて製品価格やサポート更新費用を低減しているのが特徴という。

 具体的には、書き込み(POSTリクエスト)の危険性に着目し、許可されたサイト以外へのPOSTリクエストを禁じたり、特定サイトへのPOSTリクエストを禁止したりできるほか、Webの利用履歴や、データ内容を含めてPOSTリクエストを保存可能な「Webリクエストのアーカイブ」機能、SSLセッションの解析機能などを搭載している。

 新版では、POSTリクエストのデータ内にあらかじめ指定した文字列が含まれる場合、それを検知して管理者に通知する機能、月次・週次のWeb利用概況を管理者へメール送信する機能、利用期間や利用者・利用先サイトなどの条件で、アーカイブされたリクエスト情報を検索する機能などを搭載した。この検索機能においては、POSTリクエストにデータファイルが含まれていた場合、検索結果からファイルをダウンロードし、チェックすることも可能になっている。また、ウイルス対策オプションの搭載も行えるようになった。

 加えて、価格面でも大幅に値下げされた。100ユーザー時の価格は、製品本体が31万5000円、サポートが4万7500円。対応OSは、Red Hat Enterprise Linux 5.4、CentOS 5.4で、x64版でも利用できる。




(石井 一志)

2010/3/18 18:16