ハイパーギア、SharePoint環境向けの情報漏えい防止ツール


 株式会社ハイパーギアは3月19日、SharePoint Server環境向けの情報漏えい防止ツール「画面プロテクトfor SharePoint」を発表した。画面印刷やキャプチャなどを禁止し、情報漏えい防止をより徹底するという。価格はオープンで、4月9日の出荷を予定する。

 画面プロテクトfor SharePointは、主としてWebブラウザをクライアントとして用いるSharePoint Server環境において、画面の印刷やキャプチャなどを防止するためのツール。Webページに制御情報を自動設定し、Internet Explorer(IE)のActive Xコントロールによって制御を行うので、特別な暗号化サーバーやプロキシサーバーを導入することなく、容易に情報漏えい対策を実施できるという。こうした制御の仕組みはSharePoint ServerのWebコントロールとして実装され、HTMLへの制御情報設定はWebページ表示時に自動で行われるとのこと。

 また、禁止できるのは、印刷、コピー&ペースト、保存、画面キャプチャで、サイトやリストごとの保護設定もSharePoint Serverのアクセス許可画面で簡単に実行できるとした。

 対応ブラウザは、IE 6/7/8の日本語版と英語版。対応環境はSharePoint Server 2007、Windows SharePoint Services 3.0で、それぞれにシングルサーバー用、マルチサーバー用のライセンスが用意される。クライアント側のライセンスは特に必要ない。


(石井 一志)

2010/3/19 12:22