米Red Hat、最新のSOA基盤「JBoss Enterprise SOA Platform 5.0」


 米Red Hatは3月22日(米国時間)、SOAプラットフォームの最新版「JBoss Enterprise SOA Platform 5.0」、開発プラットフォームの最新版「JBoss Developer Studio 3.0」を発表した。クラウド対応などの新機能が加わっている。

 JBoss Enterprise SOA Platformは、アプリケーション、サービス、ビジネスプロセス、トランザクションなどを統合し、ビジネスとITプロセスを自動化するSOAプラットフォーム。

 最新版は、プロトコルリスナーの強化などが加わったエンタープライズサービスバス(ESB)や最新のルールエンジンなどが特徴で、既存IT投資を活用しながらアプリケーションやサービスを迅速に実装できるという。ルールエンジンは「JBoss Enterprise BRMS」で管理できる。クラウド対応を強化し、クラウドとオンプレミスの両方の実装を統合可能で、ITインフラをコストと柔軟性の面で最適化できるとしている。

 JBoss Developer Studio 3.0は「Eclipse 3.5」がベースで、SOAサービス構築、データ変換ツールなどのEclipse 3.5の機能を利用できる。JBoss Enterprise SOA Platform、同Application Platform、同Data Service PlatformなどのJBossプラットフォーム群のサポートを拡大した。

 Red Hatはミドルウェアで「Open Choice」戦略をとっており、JBoss Enterprise SOA Platformはそのコンポーネントとなる。開発者はフレームワーク、API、ランタイムをアプリケーションのニーズに合わせて選択できるという。



(Infostand)

2010/3/24 09:00