クオリティと日立ソフト、クライアントPCのセキュリティを維持するソリューション


 クオリティ株式会社と日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社(以下、日立ソフト)は3月24日、クライアントPCのセキュリティレベル維持を徹底するための「TELstaff:『QAW/QND』『QOH』サーバ監視ソリューション」を、同日より提供開始すると発表した。

 TELstaff:「QAW/QND」「QOH」サーバ監視ソリューションは、日立ソフトの統合通報管理システム「TELstaff」と、クオリティのIT資産管理ツール「QAW/QND Plus」、クライアント操作ログ取得ツール「QOH」を連携させたもの。QAW/QND PlusおよびQOHのサーバー、サービスを、TELstaffによって常時監視する仕組みを提供する。

 クオリティが提供するQND Plusは、クライアントPCの現状把握から、台帳作成、自動インストール、脆弱性検査までをカバーする資産管理ソフトで、管理工数やリスクの削減が可能になる。またQAWではこれらの機能に加えて、ソフトウェア起動制御や使用状況把握などの追加機能を搭載し、よりきめ細かい管理をサポートしている。

 しかし、サーバー障害やサービス停止によって、クライアントPCの操作ログ取得など、セキュリティにかかわるデータが欠損すると、そこにリスクが発生してしまうという課題があった。今回の連携ソリューションはその穴を埋めるもので、QAW/QND PlusとQOHのサーバーダウン、不正なサービス停止などを、いち早く管理者に通報することができるという。

 なおTELstaffでは、伝達手段として、携帯電話やPHSを含めた電話はもちろん、パトランプやブザーといった電子機器、メッセージ表示ボード、PCのスピーカーを用いた音声読み上げ、PCの画面へのメッセージ出力など、多様な手段から複数を選択可能。管理者の迅速な行動につなげられるとのことである。


(石井 一志)

2010/3/24 18:00