容易な登録と検索が可能な文書管理・共有システム「楽々Document Plus」


 住友電工情報システム株式会社は3月25日、文書管理・共有システム「楽々Document Plus」を同日より販売開始すると発表した。価格は250万円から。

 楽々Document Plusは、企業内の情報資産を効率的に活用するための文書管理システム。ファイルサーバーやPC内の電子データはもちろん、紙の図面も電子化して登録可能で、登録作業はドラッグ&ドロップによって簡単に行える。また、大量の文書・データの一括登録機能や、登録時に承認ワークフローを回す機能も搭載。誰がいつ承認したかという履歴が記録され、承認状況がいつでも確認できるという。

 登録した文書・データについては、検索機能によって迅速にとりだせるとのこと。検索にあたってはExcel、PDF、CADなど、データ形式を問わずに高速全文検索を行えるほか、あいまい検索機能も搭載した。また検索結果をクリックすると、閲覧のための高速ビューワが立ち上がり、ヒットしたページが瞬時に表示される仕組み。検索でヒットしたページ内の、ヒットした個所をハイライト表示するとともに、1文書で複数ページがヒットした場合は、他のページのサムネイルも左側に表示できる。加えて、専用ビューワでの表示だけでなく、元文書を作成したアプリケーションを起動して文書の閲覧を行うことも可能だ。

 もちろん、文書登録、更新、閲覧については権限を設定可能で、閲覧権限のない文書は、検索結果にも登場しないようにしているとのこと。

 なお、標準構成ではデータ変換サーバーと文書検索・登録サーバーの2つを用意することになるが、文書登録と検索の両サーバーを分離して設置する、大規模構成もサポートするとした。対応するサーバープラットフォームはWindowsで、データベースはOracle DatabaseとPostgreSQLに対応する。


(石井 一志)

2010/3/25 14:41