日立電サ、サーバー仮想化のライフサイクル全般をサポートするソリューション
日立電子サービス株式会社(以下、日立電サ)は3月30日、仮想化システムの構築から運用保守までをワンストップでサポートする「安心仮想化ソリューション」を発表した。仮想環境は、VMware vSphereとHyper-Vに対応。提供は4月1日より開始する。
安心仮想化ソリューションは、ユーザー企業における仮想化システムの導入、運用などをトータルにサポートするもの。従来提供していた、仮想化環境への移行プラン立案、設計構築サービスに、リモート監視、オンサイト保守といったサービスを加えて、ライフサイクル全般をトータルにサポートできるようにしたという。
リモート監視については、サーバーの死活監視のみならず、仮想化ソフトやゲストOSのメッセージ、リソース情報などを常時監視。サポート機能を集約した「日立ソリューションサポートセンタ」で分析し、適切な対応を行っていくことで、システムの安定稼働を実現するとしている。
また日立電サでは、ユーザー企業に存在する、マルチベンダー環境の既存システムについても、リモート監視や分析、保守サービスなどを提供可能とのこと。これによって、仮想化システム以外を含めた、システム全般に対してのサービス提供を行うことができる。
価格は、VMwareを活用し、既存サーバー5~10台を仮想化サーバー2台に統合するモデルケースでは、必要なハード/ソフトと、基本導入サービス料金を含めて1029万円から。リモート監視サービス料金は別途必要になる。
日立電サでは、2012年度に30億円の売り上げを見込んでいる。
安心仮想化ソリューションの概要 |
2010/3/30 11:55