理経、PC遠隔サポートを実現する「BomgarBox」を販売


 株式会社理経は3月30日、米Bomgarと販売代理店契約を結び、安全なPC遠隔サポート環境を実現するアプライアンス製品「BomgarBox」を販売すると発表した。

 BomgarBoxは、社内ネットワーク内に設置することで、クライアントPCの遠隔操作を実現する製品。PCを直接コントロールしWebベースでサポートできるため、現場へ行く時間を短縮できる。サポート中は、エンドユーザーとチャットが可能。セキュアな診断ツールやファイル転送機能を備えるほか、サポートセッションのログを基に、Flashで手順を記録できる。

 対応クライアントOSは、Windows、Mac、Linux、Windows Mobile。スマートフォンにもアクセスできるのが特長だ。これらのクライアントに対し、タブインターフェイスによる複数セッションの同時コントロールが可能。コマンドラインインターフェイスでネットワークデバイスの制御もカバーする。

 管理面では、LDAPやRADIUSとの連携が可能。クライアントに専用ソフトをインストールしたり、ファイアウォールに特別な設定を行ったりする必要もない。

 初期費用は101万3000円から。理経では初年度30社の導入をめざす。


(川島 弘之)

2010/3/30 16:00