ワコムが15.6型液晶ペンタブレット、ワンタッチアプリ連携に対応


DTU-1631C

 株式会社ワコムは4月8日、15.6型ワイド液晶ディスプレイを搭載した法人向けペンタブレットの新製品「DTU-1631C」を発表した。ワンタッチでアプリケーションを操作できるボタンを装備したのが特長。5月10日より販売する。また、同製品に教育機関の授業支援ソリューションを同梱した「DTU-1631C文教パッケージ」も同日発売。価格はともにオープン。

 DTU-1631Cは、WXGA(1366×768ドット)対応の15.6型ワイド液晶ディスプレイを搭載したペンタブレット。画面の大きさを生かして、複数の情報を並列表示できる。表示面のガラス(強化仕様)とその周縁部には段差のないフラット構造を採用し、手を滑らかに動かしてストレスなく書けるようにした。

 最大の特長は、業務用途アプリケーションに簡単なプログラムを追加することで、メニュー選択などの操作がワンタッチで行えるボタンを備える点。例えば、ボタン機能のプログラムを企業の電子会議システムに組み込めば、DTU-1631Cを使用する参加者がワンタッチで書き込み機能を画面に呼び出し、会議資料に書き込みできるようになる。ワコムでは、このボタン機能が最大限に活用されるよう、SIerとともにニーズに見合った連携機能を開発・販売していく意向。

 併せて、教育機関向けには、授業支援アプリケーションと描画ユーティリティソフトを同梱したパッケージを提供する。これらのソフトをPCにインストールし、大型ディスプレイに接続して利用すれば、電子黒板のような機能を手軽に実現。DTU-1631Cからはインクの色変更、消去、画面の拡大・縮小、ページの切り替えなど、授業で必要なほとんどの操作をボタンで操作できるという。




(川島 弘之)

2010/4/8 13:44