マイクロソフト、4月の月例パッチは合計11件


 マイクロソフト株式会社は4月9日、14日に公開を予定している月例セキュリティ更新プログラム(修正パッチ)の事前情報を公開した。公開を予定している修正パッチは、 Windows関連9件、Office関連2件の合計11件。脆弱性の最大深刻度は4段階で最も高い“緊急”が5件、2番目に高い“重要”が5件、3番目に高い“警告”が1件。

 脆弱性の最大深刻度が“緊急”の5件の修正パッチは、いずれもWindows関連の脆弱性を修正する。また、このうち2件は、現在サポートされているすべてのOS(Windows 7/Vista/XP/2000およびWindows Server 2008 R2/2008/2003)に対して影響があり、すべてのOSで深刻度が“緊急”とされている。

 その他の最大深刻度“緊急”の修正パッチ3件は、Windows Vista/XP/2000およびWindows Server 2008/2003に影響があるもの、Windows XP/2000のみに影響があるもの、Windows 2000 Serverのみに影響があるものとなっている。

 最大深刻度“重要”の修正パッチのうち2件は、Office関連の脆弱性を修正する。対象となるソフトウェアは、Publisher 2007/2003/2002と、Visio 2007/2003/2002。

 マイクロソフトによれば、今回の修正パッチで、2009年11月に情報が公開されたSMBの脆弱性と、2010年3月に情報が公開されたVBScriptの脆弱性への対応を行うという。




(三柳 英樹)

2010/4/9 13:30