日本HP、最新CPUを搭載する6万円台からの企業向けノートPC-17.3型液晶搭載モデルも
日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は4月14日、企業向けノートPCのエントリーモデル「HP ProBookシリーズ」のラインアップに、インテルの最新CPUとワイド液晶を搭載した3モデルを追加すると発表した。新たに提供されるのは、13.3型液晶搭載モデル「HP ProBook 4320s/CT Notebook PC」(以下、4320s/CT)、15.6型液晶搭載モデル「HP ProBook 4520s/CT Notebook PC」(以下、4520s/CT)、17.3型液晶搭載モデル「HP ProBook 4720s/CT Notebook PC」(以下、4720s/CT)の3つで、いずれもカスタマイズに対応。直販サイトや同社の代理店を通じて、4月下旬より販売を開始する。
HP ProBook 4320s/CT Notebook PC | HP ProBook 4520s/CT Notebook PC | HP ProBook 4720s/CT Notebook PC |
新製品はいずれも、グラフィックス機能とメモリコントローラを統合した、インテルの最新世代CPUとチップセット(モバイルインテルHM57 Express)を搭載しながらも、6万円台からの低価格を実現した、エントリークラスのノートPC。CPUはCore i5-540M(2.53GHz)、Core i3-350M(2.26GHz)、Celeron P4500(1.86GHz)といったデュアルコアCPUから選択でき、メモリは最大8GBまで、HDDは250GB/500GB(7200rpm)のどちらかを搭載可能だ。また、DVD-ROM、DVDスーパーマルチ、ブルーレイコンボドライブなどの光学ドライブの内蔵にも対応する。
さらに、電源を入れてからWindowsが起動するまでの間に、カレンダー、スケジュール、バッテリ充電状況などを表示する「HP DayStarter」、Microsoft Officeと互換性の高いオフィススイート「Corel Home Office」などのソフトウェア機能も搭載。デザイン面では、全モデルともヘアライン仕上げのアルミ製天板を用いた新デザインを採用するほか、4320s/CT、4520s/CTは筐体カラーをキャビアブラックとボルドーレッドから選択可能にしている。
3モデル中最上位の4720s/CTは、1600×900ドット表示可能な17.3型ワイド液晶を搭載し、デスクトップ代替用途に適したモデル。グラフィックス機能はATI Mobility Radeon HD 4350(512MB)を備えている。価格例は、Celeron P4500、2GBメモリ、250GB HDD、光学ドライブなし、無線LANなし、Windows Vista Home Basicの「スタンダードモデル」構成で6万9930円から。
4520s/CTは、1366×768ドット表示可能な15.6型ワイド液晶を搭載。4720s/CTと同様、数値入力に便利なテンキーやジェスチャー機能対応のクリックパッドを備え、優れた操作性を実現するという。価格例は、Celeron P4500(グラフィックス機能内蔵)、2GBメモリ、250GB HDD、光学ドライブなし、無線LANなし、Windows Vista Home Basicの「スタンダードモデル」構成で6万3000円から。
4320s/CTは、1366×768ドット表示可能な13.3型ワイド液晶を搭載する省スペースモデル。光学ドライブなしの最小構成では2kg以下と軽量ながらも、メインPCとして十分なパフォーマンスを提供できるという。価格例は、Celeron P4500(グラフィックス機能内蔵)、2GBメモリ、250GB HDD、光学ドライブなし、無線LANなし、Windows Vista Home Basicの「スタンダードモデル」構成で6万3000円から。
BTOでは、CPU、メモリ、HDD、光学ドライブ、無線LAN、OSなどをカスタマイズできるほか、Bluetooth、Webカメラの有無などを選択できる。
インターフェイスは3モデルほぼ共通で、USB 2.0×3、eSATA/USB2.0コンボ、メディアカードリーダー、ExpressCard/34、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T、アナログRGB、HDMI、音声入出力などを備えている。
2010/4/14 12:37