日本HPと日本オラクル、最短30日でID管理システムを導入可能なパッケージ
日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)と日本オラクル株式会社は4月14日、アイデンティティ(ID)管理システムの短期導入ソリューション「ID管理スターターパック30」を発表した。通常、3カ月程度かかるといわれる導入作業を、最短30日まで短縮できるという。提供は16日より開始する。
「ID管理スターターパック30」は、ID管理に必要なハードウェア、ソフトウェア、導入サービスをパッケージ化したソリューション。これを用いると、システムの短期導入のみならず、金融商品取引法などのコンプライアンス対応、リスク低減を実現できるという。
具体的には、日本HPが持つ、セキュリティ/ID管理システムの構築ノウハウに基づいた、ID管理の要件定義を短期間で実現するテンプレートと、日本オラクルの「Oracle Identity Manager」が持つ、セキュリティやコンプライアンス機能を組み合わせた上で、ID管理導入に必要なハードウェア、その他のソフトウェアもパッケージ化した。テンプレートについては、ヒアリングシート、要件定義書、管理者用の基本設計書操作手順書、結果報告を含んだテスト仕様書といった、5つのフェーズについて用意されている。
また、ユーザー数や適用範囲を容易に拡大できる点も特徴で、システム構築のトータルコスト削減に効果を発揮する。
「ID管理スターターパック」の価格は、892万5000円。このほか、ハードウェアを省いた「同 ライト」も819万円で提供される。
【訂正】
初出時、提供開始日を「同日(14日)」としていましたが、日本HPより訂正のリリースが出されたため、「16日」にあらためました。
2010/4/14 14:55