キヤノンITS、「気付く」範囲を広げてメール誤送信を防止するASPサービス


 キヤノンITソリューションズ株式会社(キヤノンITS)は4月19日、メールの誤送信対策をASP形式で提供する「メール誤送信対策 ASPサービス」を販売開始する。送信する前に「気付く」範囲を広げることで、誤送信をなるべく少なくできるようにしているという。

 メール誤送信対策 ASPサービスは、キヤノンITSが開発・販売しているメール誤送信対策システム「GUARDIAN CorrectMail」を使用したASPサービス。GUARDIAN CorrectMailでは、送信したメールを一定時間保留しておくことにより、保留されているメールの自己確認を行える「自己査閲」機能、送信したメールがルールに合致した場合、それを保留いったん保留し、上長が部下の保留メールを確認して送信または削除できる「冗長査閲」などが搭載されており、これらを活用してメールの誤送信を減少させることができるという。また、社内の第三者が誤送信に気づくことを可能にする「分割評価」機能も利用可能とした。

 ASPサービスのため、導入・運用コストを削減できるほか、申し込みから約2週間以内でサービスを利用できるようになる導入の迅速さも特徴。サービスの導入にあたっては、メールソフトの送信先サーバーの設定、または社内メールサーバーの外部送信先サーバーの設定を変更するだけで利用が可能になる。

 価格は、初期費用が5万円(税別)、月額費用が250円(同)/アカウント。最小10アカウントから利用できるが、1年間の最短利用期間が設定されている。

自己査閲機能の画面イメージ冗長査閲機能の概要





(石井 一志)

2010/4/19 14:00