SRAら3社、SMB向けメールアーカイブ製品「MailDepot Lite」発表


 株式会社SRAと株式会社クレディスト、株式会社AITの3社は、中小規模の組織向けの低価格なメールアーカイブ製品「MailDepotLite(メールデポ ライト)」を発売すると発表した。初年度保守料を含むアプライアンス製品で価格は148万円(税別)、5月下旬に提供を開始する。

 「MailDepotLite」は、中小規模組織でも導入しやすいよう、ハードウェア機器とプリインストール済みのソフトウェアをセットにしたアプライアンス製品として提供。価格はハードウェア、プリインストール済みソフトウェアおよび初年度保守料を含んで148万円(税別)。

 「MailDepot Lite」は、500GBのメールを保存することが可能で、SRAによれば、200人規模の組織が、約2年間のメールを保存できる容量に相当するという。

 高速検索機能を装備し、100万件のメールの場合、1秒以内で検索できる。メールのヘッダや本文などをさまざまな条件で検索できるほか、Microsoft Office、OpenOffice、PDFなどの添付ファイル内容も検索が可能だ。添付ファイルは、Microsoft Office、OpenOffice、PDF、などのさまざまなファイル、zip .tar .tar.gz .gz .lzh などの各種アーカイブ形式に対応する。

 このほか、メールの送受信についての統計情報から異常を発見し、アラートをあげる機能も備え、異常の早期発見・解析が可能となる。また、保存されたメールから、各種レポートを作成する機能を備える。

 SRAでは2008年4月から電子メールを保存し、高速に検索できるという機能を持つメールアーカイブ製品「MailDepot」を販売開始。この機能をそのままに、より低価格で小規模な組織にも導入しやすい製品として、「MailDepot Lite」を製品ラインアップに追加したという。


(工藤 ひろえ)

2010/4/20 17:43