「Turbolinux Client 2008」サービスパック1を提供開始


 ターボリナックス株式会社は4月21日、クライアント端末向けOS製品「Turbolinux Client 2008」の「Turbolinux Client 2008サービスパック1」を同社Webサイトで提供開始すると発表した。

 今回提供するサービスパック1は、製品発売以降に提供されたセキュリティ更新プログラムのほか、デバイスドライバの追加、最新ハードウェアを含む対応機種の拡張、マルチメディア機能の強化などを含む包括的なアップデートとなる。無料版を含むすべてのTurbolinux Client 2008製品で利用することができる。

 サービスパック1では、新たにIntel Core i7/i5対応Clardaleビデオ、NVDIAグラフィックスチップGeForce GTシリーズ、ATI Radeon HDシリーズに対応した。

 マルチメディア機能では、NVDIA VDPAUドライブおよびVAAPIハードウェアドライバを搭載した。また、MPlayer(マルチメディアプレーヤー)でハードウェアアクセラレータに対応したほか、SMPlayerの操作インターフェイスを強化。VLC Media Playerを新たに搭載したことで、DVD/VCDに対応すると同時に各種ストリーミング・プロトコルをサポートした。

 「Turbolinux Client 2008」はクライアント端末向けOS製品で、無償でダウンロードできるTurbolinux Client 2008フリー版(Live Edition)もラインナップ。メールやWeb、オフィスソフト、マルチメディアソフトなどが利用できる。幅広いクライアント端末向けの基盤システムとして、専用アプリケーションの動作検証や開発もフリー版で行える。ライブラリ(移植ソフトウェア)などOSレベルのカスタマイズが必要な際には、ターボリナックスの支援を受けることができる。

(工藤 ひろえ)

2010/4/21 14:10