ITR、クラウドの適用可能性を評価するコンサルサービス「IT@Cloud」


 株式会社アイ・ティ・アール(以下、ITR)は4月22日、クラウドの適用可能性評価および導入方針策定を支援するコンサルティングサービス「IT@Cloud」の提供を開始した。

 ITRでは、クラウドは企業IT構築におけるパラダイムシフトであり、インターネットがビジネスに与えたのと同等のインパクトととらえる一方、実際の適用にあたってはメリットとデメリットを十分に理解する必要があるとする。そこで長年のユーザー企業に対する支援経験に基づいた各種資料・テンプレートを活用し、クラウドに適した業務・システムを評価するのが今回のサービスだ。

 具体的には、適用可能性について「初期検討」「検討クラウド形態の選定」「現状調査(調査項目は数百)」「評価手法の策定」「パイロット評価と評価手法の妥当性確認」「評価の実施」「評価のまとめ」「報告書提出」の8つのステップを踏む。ワークショップ形式を採用し、必要に応じて事業部門責任者や役員への報告会、合意形成へ向けたミーティングなども実施し、企業方針に合致した計画立案を支援する。このほか、クラウドの経済性評価やアーキテクチャ設計も可能という。

 価格は、対象システム数や評価深度により個別見積もり。基本モデルは約2カ月間に6回のワークショップ、最終報告書の提出などで約200万円。


(川島 弘之)

2010/4/23 14:30