メール暗号化サービス「cybertrust sealed mail」の暗号化方式を拡張
サイバートラスト株式会社とデジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社は5月10日、メール暗号化サービス「cybertrust sealed mail」の暗号化方式を拡張すると発表した。
cybertrust sealed mailは、両社が共同開発したメール暗号化サービス。メール暗号化専用鍵発行管理サービス「KMS」と、メールを暗号化したい企業に貸与されるメール暗号化ゲートウェイ「ES」が自動連携することで、企業から送信されるメールを自動的にS/MIMEで暗号化する。
メールの暗号化に特化し、電子証明書をメールの暗号化・復号に使用する「鍵」と位置付けることで電子証明書の管理を簡素化。S/MIMEが抱えていた利便性とコストの課題を解決しているのが特徴となる。
これまでは、「あらかじめ設定された条件に該当するメールのみを自動的に暗号化する方式」と、「あらかじめ設定された条件に該当しないメールを自動的に暗号化する方式」の2種類が搭載されていた。
今回の機能拡張では、添付ファイル付きメールの本文と添付ファイルを2つのメールに分離し、添付ファイルのみを暗号化する「添付ファイル分離暗号方式」と、あらかじめ設定されたキーワードがメールの件名先頭に記載されているメールを対象に暗号化する「件名キーワード暗号方式」を追加。どちらか一方、もしくは両方を組み合わせて利用できるようにした。
両社は今後も開発、販売、マーケティングの各方面で協業を深める方針。
2010/5/10 17:58