米EMC、重複排除ストレージ用バックアップ「DD Boost」とストレージ設定管理製品


 米EMCは5月11日(米国時間)、最新の重複排除ストレージ向けバックアップソフト「DD Boost」、ストレージ設定管理ソフト「EMC Ionix Storage Configuration Advisor 2.0」などの新製品を発表した。

 DD Boostは、EMCが2009年に買収した米Data Domainの技術を活用した次世代バックアップ/データ保護ソフトウェア。重複排除ストレージを統合したディスクベースのバックアップを最適化し、バックアップのスループットを平均50%高速にするという。同日提供を開始した。

 重複排除プロセスを分散して、バックアップサーバーやLANへの負荷を軽減するという手法をとる。すでに米Symantecの「NetBackup」などサードパーティのバックアップソフトに対応しており、年内に自社の「NetWorker」をサポートする予定だ。

 Ionix Storage Configuration Advisor 2.0は、ストレージ管理の「Ionix Storage Resource Management」製品の中核で、同社のプライベートクラウド戦略の一部となる。

 物理/仮想の両環境でストレージ設定を管理し、ストレージ変更管理を改善できる。エージェントを用いずにほぼリアルタイムで変更追跡やベストプラクティスの確認を行い、SANの可視性を改善できるという。

 このほか、「Fully Automated Storage Tiering(FAST) Cache」などミッドレンジストレージ新技術も発表した。


(Infostand)

2010/5/12 09:09