容易なリモートアクセスを実現するUSBデバイス「挿したらMyPC」


 株式会社プロリンクと日本エヴィクサー株式会社は5月17日、インターネットを経由して遠隔地のPCにアクセスできる、リモートアクセスUSBデバイス「挿したらMyPC」を発表した。5月下旬より販売を開始する。

 「挿したらMyPC」は、リモートコントロールソフトを内蔵したUSBデバイス。インターネットに接続されているPCのUSBポートに挿し、パスワードを入力するだけで、自宅や会社のPCを遠隔操作できる。

 利用にあたっては、事前に、接続先のPCへ「挿したらMyPC」を挿し、ホストプログラムのインストールをしておくだけでよく、接続元PCへの特別なドライバのインストールは一切必要ない。ネットワークについても、ポートの解放といった設定変更は不要で、簡単にリモート接続環境を構築可能という。

 また、ストリーム暗号化技術「SOSEMANUK」とSSL暗号化技術を組み合わせ、すべての通信を暗号化して保護することに加え、リモートコントロール時には、接続先のPC画面を見えなくする(ブラックスクリーンにする)ことも可能。さらに、接続元・接続先のPCで自由にファイルのやりとりを行え、全画面表示や、「Ctrl+Alt+Delete」や「Windowsキー」といった特殊キーの送信にも対応できるとした。

 価格は、USBデバイスと1年間利用可能なライセンスをあわせて9800円。2年目以降については、1ライセンスあたり8400円/年が別途必要になる。

 対応OSは、Windows 7/Vista/XP/2000 Professionalと、Windows Server 2003/2000 Server。


(石井 一志)

2010/5/17 17:31