新生米CA、クラウド管理スイート「CA Cloud-Connected Management Suite」を発表


 米CA Technologies(旧CA)は5月17日(米国時間)、クラウド管理スイート「CA Cloud-Connected Management Suite」を発表した。社内とクラウドのITリソースを動的に組み合わせて提供することで、クラウドのメリットをIT環境全体で享受できるとしている。

 Cloud-Connected Management Suiteは、クラウドベースのITリソースと社内のインフラを一貫して管理するツールスイート。「CA Cloud Insight」「CA Cloud Compose」「CA Cloud Optimize」「CA Cloud Orchestrate」の4つのコンポーネントで構成。社内外のリソースを“ITのサプライチェーン”のように動的に配信できるという。

 Cloud Insightは標準化したサービス管理インデックス(SMI)を利用して、社内外のリソースをビジネス上の優先事項に照らし合わせて評価するツール。CAが2010年1月に買収したサービスレベル管理ベンダーOblicoreの技術をベースとする。クラウド関連の情報・事例などを集めたコミュニティポータル「Cloud Commons」に統合することで、クラウドリソースの利用についての意思決定を支援するという。

 Cloud Composeは、同社が2月に3Teraから買収した「AppLogic」技術をベースとして、クラウドの構築と実装をビジュアルに行えるツール。Cloud Optimizeは、SMIとCloud Commonsを活用して最適化するツール。これら3つのコンポーネントを連携させるCloud Orchestrateによって、ポリシーとワークフローを管理する。

 CAは5月16日から米ラスベガスで年次カンファレンス「CA World 2010」を開催中。初日に、社名をCAからCA Technologiesに変更したと発表している。

(Infostand)

2010/5/19 09:31