米ForceFinanceと米CloudApps、会計・CO2排出量管理ソリューションをクラウドで提供


 クラウド型会計ソリューションの米ForceFinanceは5月26日(米国時間)、CO2管理ソフトウェアベンダーの米 CloudAppsと提携し、CO2排出管理と会計を組み合わせたソリューションを米Salesforce.comの「Force.com」で提供すると発表した。CO2排出を測定・報告して従業員に取り組みを奨励し、排出削減につなげられるという。

 ForceFinanceはSalesforceが米Unit4 Agressoと立ち上げたジョイントベンチャーで、Force.com 向けネイティブの会計ソリューションを提供している。CloudAppsとの共同ソリューションでは、CloudAppsのCO2排出データを会計トランザクションデータに変換し、CO2排出を自社資産として測定、モニタリング、レポートできる。両社のアプリケーションはともにForce.comの上に開発されているため、シームレスに統合可能という。

 今年施行された英国のCO2排出削減取引制度「Carbon Reduction Commitment(CRC)」や自主規制プロジェクトの「Carbon Disclosure Project」など、CO2排出管理の動きは高まっており、企業はサステイナビリティの取り組みを求められている。両社は、この共同ソリューションを活用することで、企業は迅速かつ容易にCO2排出管理プロジェクトを開始できるとしている。

(Infostand)

2010/5/27 09:16