ジェイズがJuniper製「EX4500」販売、全40ポート10GbE対応スイッチ


 ジェイズ・コミュニケーション株式会社(ジェイズ)は5月28日、米Juniper Networks(以下、Juniper)のレイヤ3スイッチ「EX4500」ラインの販売を開始した。

 EXシリーズは、最新OS「Junos」をベースとしたエンタープライズ・通信事業者向けスイッチで、EX4500ラインはトップ・オブ・ラック(ToR)に最適な全ポート10Gigabit Ethernet(10GbE)に対応するのが特長。標準でGbE/10GbE対応SFP+ポートを40基搭載し、2つのアップリンクポートにオプションの高速アップリンクモジュールを導入することで、最大48ポートのフル10GbEスイッチとして利用できる。

 また、Juniper独自の「バーチャルシャーシ・テクノロジ」にも2010年下半期に対応する予定。同技術により、最大10台のEX4200/EX4500ラインを混在させて1台のスイッチとして利用できる。

 EX4500の主な仕様は、GbE/10GbE対応SFP/SFP+ポート×40基、アップリンクポート×2基を搭載。スイッチファブリックスループットが960Gbps、最大転送レートは1ポートあたり14.88Mbps、最大MACアドレス数は2万4000個、最大VLAN数は4096個、消費電力は1ポートあたり8W以下で、冗長電源(2基目はオプション)、冗長ファン、DC電源(対応予定)に対応する。

 ラインアップはエアフローから選べる2モデル。前面吸気の「EX4500-40F-FB」、背面吸気の「EX4500-40F-BF」をそろえる。価格は480万円(税別、設置調整費別)。




(川島 弘之)

2010/5/28 11:57