VA Linux、KVMハイパーバイザー対応の障害・性能解析サービスなど


 VA Linux Systems Japan株式会社(VA Linux)は6月1日、ハイパーバイザー「KVM」を中心とした仮想化技術の障害・性能解析サービス「KVMQuest」の提供開始すると発表した。また同時に、Linuxカーネルの障害・性能解析サービス「VAQuest」が、KVMに対応する。いずれも提供開始は同日より。

 新サービスのKVM Questは、KVMおよび関連するLinuxカーネルの障害に対し、ソースコードに基づいた詳細調査を行うサービス。障害の解析、障害原因の追及と特定、回避方法の提案、修正パッチ、性能解析などを提供する。

 またVA Questでは、KVMに対応することにより、Linuxカーネルと仮想化システムの運用を行っているSIer、サービスプロバイダ、データセンター事業者、エンドユーザー企業に対して、最適かつ効率的な運用管理のサポートが可能とのこと。KVMに対応するのは、「Ultimate Edition」以上のメニューとなっている。

 なお今回は同時に、障害・性能解析サービスの限定トライアルメニュー「QuestStarter」も新たに設定された。LinuxカーネルおよびKVM、Xenに関する障害・性能解析を3カ月限定で提供する。価格は80万円(税別)/月。


(石井 一志)

2010/6/1 16:44