米Microsoftと米Novell、相互運用性の取り組みをHPCに拡大


 米Microsoftと米Novellは6月1日(米国時間)、高性能コンピューティング(HPC)で両社の技術を利用できるハイブリッドソリューションを開発すると発表した。両社の相互運用性に関する提携を拡大する。

 Microsoftの「Windows HPC Server」とNovellの「SUSE Linux Enterprise Server」の両HPCプラットフォームをベースとしたシステムのワークロード管理を可能にする。

 両社が米マサチューセッツ州ケンブリッジに共同で設立した相互運用性ラボで、デュアルブートやハイブリッドクラスターソリューションを開発。WindowsとLinuxの両プラットフォーム間でワークロードを動的に移行できるという。これによって、両社のHPCシステムを併用する顧客は、システム管理を簡素化し、柔軟に運用できるとしている。

 両社によると、すでにDeutsche Bank、Honeywell Internationalなど33の共同顧客が、HPC相互運用性の共同ソリューションを実装しているという。

(Infostand)

2010/6/2 09:23