トランスコスモス、付加価値付きのSaaS/PaaS/IaaSサービス


 トランスコスモス株式会社は6月2日、オンデマンド型クラウドサービスを開始した。システム構築、運用・サポートなどの付加価値を付けて提供する。

 同社が2007年9月に開設した沖縄IDCを活用したSaaS/PaaS/IaaS型のクラウドサービス。SaaSでは、「コンプライアンス違反のライセンス管理」「ウイルス感染防止」「IT資産管理」「機密データ授受のセキュリティ強化」「問い合わせコールのトラッキング」などが提供可能。PaaSでは、「Webサイトのアクセス増加時に即日でのシステム拡張」などが提供可能という。

 容量の増減やシステム構成の変更など拡張性に優れ、従量課金制を採用。隣接する沖縄MSPセンターにて、24時間365日のシステム監視にも対応する。

 こうしたクラウドサービスに運用・サポートで付加価値を生み出すのが特長で、44年間にわたりさまざまな顧客へ業務運用サービスを提供してきた経験を生かし、さらなる業務の最適化・効率化、コスト削減を実現するという。

 例としては「Webサイト構築サービス」と「オンデマンド型PaaSサービス」を組み合わせた「Webトータルサービス」、「ヘルプデスクサービス」と「IT資産統合管理SaaSサービス」を組み合わせた「統合サポートデスクサービス」などが提供可能。

 顧客の要望次第で、他社が提供するパブリッククラウド(Force.com、Amazon EC2、Windows Azure、Google Appsなど)との組み合わせサービスにも対応する。


(川島 弘之)

2010/6/4 18:01