マイクロソフト、「Expression 3」を提供開始－パッケージ版は11月6日発売

Expression Studio 3のパッケージ

　マイクロソフト株式会社は10月1日、Webインターフェイスを設計するデザインツールの最新版「Expression 3」製品群を提供開始すると発表した。ボリュームライセンスでの販売を同日より、パッケージ版の販売を11月6日より、それぞれ開始する。参考価格は、スイート製品「Expression Studio 3」のパッケージ版が7万5800円（税別）。

　Expression 3は、Web上でリッチコンテンツを表示するWebブラウザプラグイン「Silverlight」や、画面表示機能「Windows Presentation Foundation（WPF）」に対応した、デザイナー向けの開発ツール製品群。Windows/Silverlightアプリケーションのオーサリングツール「Expression Blend 3」、Webオーサリングツール「Expression Web 3」、画面操作の動画キャプチャも可能なビデオエンコーダ「Expression Encoder 3」、アプリケーション/Webサイトのグラフィックパーツを制作するツール「Expression Design 3」といったコンポーネントが提供される。

　新版では、例えば、アプリケーションのプロトタイピングを迅速に行える「SketchFlow」機能、ユーザー操作に反応するアクションや、アニメーション、トランジションなどをドラッグ＆ドロップによって設定可能な「ビヘイビアー」機能などをExpression Blend 3に追加。ほかにも、数多くの機能が追加されている。

　製品構成としては、スイートとしてExpression Studio 3が提供されるほか、Expression Blend 3単体や、逆にExpression Blend 3を省いた「Expression Web 3」、Expression Studioを中心に、開発用途で使用するOS、Officeなどを包括的に年間契約で使用可能な「Expression Professional Subscription」も用意される。

　参考価格は、ボリュームライセンス Open Businessの場合、Expression Studio 3が6万2400円（税別）、Expression Web 3（2年）が2万4500円（税別）、Expression Blend 3（2年）が8万2000円（税別）、Expression Professional Subscriptionが17万9000円（税別）。

　パッケージ版は、Expression Studio 3が7万5800円（税別）、Expression Web 3が1万8800円（税別）、Expression Professional Subscriptionが新規13万8000円（税別）、更新8万1800円（税別）となっている。なおパッケージ版では、アカデミック版やアップグレード版も提供される。