Windows 7とWindows Server 2008 R2で始めるデスクトップ仮想化【第二回】
デスクトップ仮想化環境を構築する <ステップ2>
ここでは、仮想マシンの作り方と、Active Directory環境の構築方法を紹介する。
■仮想マシン「ws08r2ad」を作成する
Hyper-Vマネージャーの下にある「POWEREDGE」をクリックし、右側にある「新規」→「仮想マシン」をクリック | 「次へ」をクリック |
仮想マシンの名前を「ws08r2ad」と入力し、「次へ」をクリック | メモリを「1024」MBに設定し、「次へ」をクリック |
「ローカルエリア接続」を選択し、「次へ」をクリック | 仮想ハードディスクの設定はデフォルトのままにし、「次へ」をクリック |
Windows Server 2008 R2のインストールメディアを指定する。ISOのイメージファイルを指定し、「次へ」をクリック | 「完了」をクリックすると、基本設定は終了する |
■仮想マシン「ws08r2ad」の基本設定を行う
仮想マシン「ws08r2ad」を選択し、右下にある「接続」をクリック | 仮想マシンのコンソール画面がウィンドウ上で表示される。左上にある緑のボタンが電源ボタンなので、これをクリック |
Windows Server 2008 R2のインストールが始まる。指示に従ってインストールを続けよう。Ctrl+Alt+Delキーの入力は、左上にあるボタンをクリックする | IPv4の設定を、IPアドレス「192.168.0.1」、デフォルトゲートウェイ「192.168.0.1」、DNSサーバー「192.168.0.1」と設定。ネットワークの設定後、コンピューター名を「ws08r2ad」に変更する |
■ws08r2adにActive Directoryを設定する
初期構成タスクが表示されていれば、下のほうにある「役割の追加」をクリック。表示されていない場合は、サーバーマネージャーを起動して、「役割」にある「役割の追加」をクリック | 「次へ」をクリック |
「Active Directoryドメインサービス」をチェックして、「次へ」をクリック | チェックしたときに、このメッセージが表示されるので「必要な機能を追加」をクリックする |
「次へ」をクリック | 「インストール」をクリック |
完了のメッセージが表示されたら、「閉じる」をクリック | サーバーマネージャーの役割にある「Active Directoryドメインサービス」を選択。概要に表示されている「Active Directoryドメインサービスインストールウィザード(dcpromo.exe)を実行」をクリック |
「次へ」をクリック | 「次へ」をクリック |
「新しいフォレストに新しいドメインを作成する」を選択し、「次へ」をクリック | ドメイン名として「enterprisewatch.local」と入力し、「次へ」をクリック |
機能レベルは「Windows Server 2008 R2」を選択し、「次へ」をクリック | 「DNSサーバー」にチェックが入っているのを確認し、「次へ」をクリック |
メッセージが表示されたら「はい」をクリック | 「次へ」をクリック |
「次へ」をクリック | インストールが始まるので、「完了時に再起動する」をチェックしておこう。インストールが完了すると、自動的に再起動する |
再起動したら、ドメインのAdministratorでログオンする |
■ドメインユーザーを登録する
サーバーマネージャーの役割にある「Active Directoryドメインサービス」→「Active Directoryユーザーとコンピューター」→「enterprisewatch.local」→「Users」を選択 | Usersの中で右クリックし、「新規作成」→「ユーザー」をクリック |
今回の環境で使用するドメインユーザーを作成する。ここでは「user01」というユーザーを作成し、「次へ」をクリック | パスワードを設定し、「パスワードを無期限にする」のみチェックして「次へ」をクリック |
「完了」をクリック。この作業を繰り返して、複数のドメインユーザーを作成しておこう | 今回は、user01からuser05まで作成 |
■仮想マシンのオンオフを自動的に行う
Hyper-Vマネージャーにある「ws08r2ad」を選択し、右下にある「設定」をクリック | 「管理」にある「自動開始アクション」を選択し、「常にこの仮想マシンを自動的に起動する」を選択 |
「管理」にある「自動停止アクション」を選択し、「ゲストオペレーティングシステムをシャットダウンする」を選択。その後「OK」をクリック |
2009/12/4/ 00:00