Windows 7とWindows Server 2008 R2で始めるデスクトップ仮想化【第二回】

デスクトップ仮想化環境を構築する <ステップ5>


 コネクションブローカー用の「ws08r2vdi」の設定内容を紹介する。


仮想マシン「ws08r2vdi」の基本設定を行う


IPv4の設定を、IPアドレス「192.168.0.20」、デフォルトゲートウェイ「192.168.0.1」、DNSサーバー「192.168.0.1」と設定。ネットワークの設定後、コンピューター名を「ws08r2ad」に変更するIPv6は使わないので、チェックを外しておく

コンピューター名を「ws08r2vdi」に、ドメインを「enterprisewatch」にして「OK」をクリックActive DirectoryのAdministratorとパスワードを入力し、「OK」をクリック

「enterprisewatchドメインへようこそ。」と表示されたら、「OK」をクリックし再起動する再起動後は、以降の設定を進めやすいよう、enterprisewatch\administratorでログインする

リモートデスクトップサービスをインストールする


初期構成タスクが表示されていれば、下のほうにある「役割の追加」をクリック。表示されていない場合は、サーバーマネージャーを起動して、「役割」にある「役割の追加」をクリック「次へ」をクリック

「リモートデスクトップサービス」をチェックし、「次へ」をクリック「次へ」をクリック

「リモートデスクトップセッションホスト」「リモートデスクトップ接続ブローカー」「リモートデスクトップWebアクセス」をチェックし、「次へ」をクリックこのメッセージが表示されたら、「必要な役割サービスを追加」をクリックしておく

「次へ」をクリック「ネットワークレベル認証を必要としない」を選択し、「次へ」をクリック

今回はテスト環境なので、「後で構成」を選択し、「次へ」をクリックデスクトップ仮想化を利用するユーザーを設定する。「追加」をクリック

今回はドメインユーザーすべてがアクセスできるようにするので、「Domain Users」と入力し、「OK」をクリック「次へ」をクリック

「次へ」をクリック「次へ」をクリック

変更する必要はないので、「次へ」をクリック「インストール」をクリック。完了すると再起動を求められるので、再起動する

コネクションブローカー用の設定を行う


サーバーマネージャーの「構成」→「ローカルユーザーとグループ」→「グループ」を開き、「Session Broker Computers」をダブルクリック「追加」をクリック

「オブジェクトの種類」をクリック「コンピューター」をチェックし、「OK」をクリック

「ws08r2vdi」と入力し、「OK」をクリック「OK」をクリック

サーバーマネージャーの「構成」→「ローカルユーザーとグループ」→「グループ」にある、「TS Web Access Computers」をダブルクリック先ほどと同じ手順で「ws08r2vdi」を追加する

サーバーマネージャーの「役割」→「リモートデスクトップサービス」→「RDセッションホストの構成」を開き、「RD接続ブローカー内のファームのメンバー」をダブルクリック「設定の変更」をクリック

「仮想マシンリダイレクト」を選択し、「RD接続ブローカーサーバー名」に「ws08r2vdi」と入力して、「OK」をクリック「はい」をクリック

「OK」をクリック

RD Webアクセスを設定する


スタートメニューの「管理ツール」→「リモートデスクトップサービス」→「リモートデスクトップWebアクセスの構成」をクリックInternet Explorer 8のセットアップが表示されたら、「後で確認する」をクリックしておく

証明書エラーのメッセージが表示されるが、気にせずに「このサイトの閲覧を続行する(推奨されません)。」をクリックenterprisewatch\administratorでサインインする

「RD接続ブローカーサーバー」を選択し、「ソース名」に「ws08r2vdi」と入力して、「OK」をクリック設定が終了したら、サインアウトする

ユーザーを仮想マシンに割り当てる


サーバーマネージャーの「役割」→「リモートデスクトップサービス」→「リモートデスクトップ接続」を開き、概要に表示されている「RD接続ブローカーは個人用仮想デスクトップ用に...」の右側にある「構成」をクリック「次へ」をクリック

Hyper-Vが動作している「poweredge」を追加「次へ」をクリック

「ws08r2vdi」を入力し、「次へ」をクリック「次へ」をクリック

「適用」をクリック「個人用仮想デスクトップを割り当てる」がチェックされているのを確認し、「完了」をクリック

「ユーザーの選択」をクリック割り当てるユーザー名を入力(ここではuser01)し、「OK」をクリック

「仮想マシン」から割り当てる仮想マシン(ここではwin7-01.enterprisewatch.local)を選択し、「次へ」をクリック「割り当て」をクリック

今回は1台だけなので、「別の仮想マシンを別のユーザーに割り当てる」のチェックを外し、「完了」をクリック。これですべての設定が完了。





(福浦 一広)

2009/12/4/ 00:00