米Sun Microsystemsは12月11日(現地時間)、デスクトップ向けJavaプラットフォームの最新版「Java Platform Standard Edition 6(Java SE 6)」をリリースした。WebサービスやWeb 2.0機能を強化し、Windows Vistaをサポートした。統合開発環境の「NetBeans Integrated Development Environment 5.5」とともに、同社Webサイトよりダウンロードできる。
Java SEは、デスクトップ向けJavaソフトウェア開発のためのプラットフォーム技術。最新版は、オープンな形で開発を進め、2年間以上を費やし、160社以上の企業、300人以上の外部開発者と協業したという。
Vistaのサポート強化により、WindowsやInternet Explorerとの互換性を改善した。「NetBeans GUI Builder」(開発コード名:Matisse)をベースとした新しいレイアウト管理コンポーネントにより、インタラクティブなクロスプラットフォームアプリケーションのユーザー体験を改善するという。
Web技術では、PHP、Python、Ruby、JavaScriptなどのスクリプト言語を組み合わせるためのフレームワーク/APIを搭載し、Web 2.0をサポートした。Webサービスでは、JAX-WS 2.0、JAXB 2.0、STAX、JAXPなどの仕様をサポートして、専用クライアントスタックを用意した。
また、アプリケーションの診断、モニタリング、管理のためのツールを拡張し、Solarisの分析機能DTrace、デバッグツール「NetBeans Profiler 5.5」などをサポートした。Java VM、Java Platform Debugger Architecture(JPDA)向けのインターフェイスも改善して、開発を容易かつ高速にするという。前バージョン(Java SE 5)との互換性も確保し、資産を確保できるという。
SunではJava SE 6のリリースにあたり、Sun Developer Service(SDN)内のSun Developer Expert Assistanceで60日間無料サポートを受けられる特別サービスを提供する。
■ URL
米Sun Microsystems
http://www.sun.com/
プレスリリース(英文)
http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/2006-12/sunflash.20061211.1.xml
Java Platform Standard Edition 6ダウンロード
http://java.sun.com/javase/downloads/index.jsp
Sun Developer Service(SDN)
http://developers.sun.com/services
( Infostand )
2006/12/12 08:55
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