米Microsoftは2月3日(米国時間)、次期クライアントOS「Windows 7」の製品ラインアップを発表した。価格については、公表されていない。
Windows 7で用意されるのは、「Starter」「Home Basic」「Home Premium」「Professional」「Enterprise」「Ultimate」の6製品。同社では、過去にリリースしたWindows XPおよびWindows Vistaに対する顧客からのフィードバックを元に、顧客に適したわかりやすい製品構成にあらためたと説明。具体的には、Windows Home PremiumにあるMedia Centerの機能がWindows Vista Businessには搭載されていないなど、アップグレードの際に機能のトレードオフがWindows Vistaには存在したが、Windows 7ではそれぞれのスーパーセットとなるように構成されている。
基本となるのは、エンターテインメント機能を充実させたコンシューマ向けの「Home Premium」と、Home Premiumの機能に加えてネットワーク機能などを含むビジネス向けの「Professional」の2製品。
ビジネス用途では、より高度なデータ保護や情報アクセス機能が用意された「Enterprise」がSA契約者に対して提供される。また、多言語パックを含むEnterprise・Home Premiumに搭載されたすべての機能が用意された最上位製品が「Ultimate」となる。
このほか、ネットブックなど限定的な用途で利用される小型ノートPC向けの「Starter」、インターネットへのアクセスや基本的なアプリケーションを使用することを目的とした、新興市場のエントリーPC向けの「Home Basic」が用意されている。
■ URL
米Microsoft
http://www.microsoft.com/
プレスリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/features/2009/feb09/02-03Win7SKU-QA.mspx
( 福浦 一広 )
2009/02/04 12:00
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