日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は2月2日、POWER5を搭載したLinuxサーバーのラインアップに、低価格製品の2Wayサーバー「IBM eServer OpenPower 710」(以下、OpenPower 710)を追加すると発表した。価格は46万2500円(税別)からで、出荷開始は2月18日を予定している。
OpenPowerシリーズは、POWER5を搭載したLinux専用サーバー。今回発売されるOpenPower 710は、最大2基のPOWER5 1.65GHzを搭載可能な2Uラックマウントサイズの製品で、2004年に発表された4Wayサーバー「OpenPower 720」の下位レンジを補完する役割を持つ。
ハードウェアはPOWER5のほか、1~32GBのメモリ、36.4~587.2GBのHDDを搭載可能。OSにはSUSE LINUX Enterprise Server 9 for POWER、Red Hat Enterprise Linux Advanced Server 3 for POWERのいずれかを利用できる。
なお日本IBMによれば、IAサーバー「IBM eServer xSeries」を販売しているビジネスパートナーも、今回の発表にあわせて、OpenPowerシリーズの取り扱いが可能になったという。また同社では、SIer、ISVなどの各種パートナーに対して研修、情報提供、技術相談などを提供するパートナープログラムを開始し、OpenPowerシリーズの拡販に向けて協業を促進するとしている。
■ URL
日本アイ・ビー・エム株式会社
http://www.ibm.com/jp/
プレスリリース
http://www-6.ibm.com/jp/NewsDB.nsf/2005/02021
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( 石井 一志 )
2005/02/02 12:05
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