アドベントネット株式会社は1月5日より、主に通信機器ベンダーや通信キャリア、ISP、SI向けとなるネットワーク管理システム開発用フレームワークの新バージョン「AdventNet Web NMS 4.5」を英語、日本語、中国語に対応する国際化対応版として発売する。機能に応じたStandard Edition、Professional Edition、Remote Management Editionの3つのライセンスがあり、それぞれ価格はオープンプライスとなっている。
新バージョンでは、ISPや大規模管理システム向けの分散管理機能「Distributed Mediation Server(DMS)」のほか、Web、FTP、SMTP、POP3、IMAP4、DNS、DHCPの各プロトコルやNNTPサーバー、Oracle/MySQLといったデータベース、WebLogic Application Serverなどのサービスやアプリケーションの監視を行うオプション機能パック(Feature Pack)を追加した。また対応するOSやデータベースを拡充し、バンドルソフトウェアのバージョンアップによる最新環境への対応や機能向上も行われている。
AdventNet Web NMS 4.5は、ネットワークデバイスやシステム、アプリケーションの管理システム開発や設定のための各種ツール、ウィザードをバンドルしたフレームワーク。J2EE、クロスプラットフォーム開発フレームワーク、開発支援ツール/モジュール、API、国際化機能が提供され、短期間で効率的なネットワーク管理システムの構築が可能だ。
また、EJB、JFC、XML、JMX、HTTP、JSP、JDBC、JTA、CORBAなどの標準技術を利用しているため、他システムとの連携も容易となっており、管理システム/機器との通信では、SNMP、TL1、XML、CORBA、Telnet/CLIプロトコルを、運用支援システムや業務支援システムとの連携では、CORBA、RMI、JMX、SNMP、TL1、HTTPなどのインターフェースをサポートしている。
Professional Editionでは、フェイルオーバー、ロードバランス、TMFオプションなどの機能が、Remote Management Editionでは、さらにインターネット経由で利用可能なリモート管理機能、管理規模拡大に対応する分散管理機能が利用できる。動作OSは、Windows NT 4.0/2000/XP/Server 2003、Solaris、AIX、Linux。
■ URL
アドベントネット株式会社
http://www.adventnet.co.jp/
AdventNet Web NMS
http://www.adventnet.co.jp/webnms4.html
( 岩崎 宰守 )
2004/01/05 17:39
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