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シマンテック、システム全体をバックアップ・リカバリする「Backup Exec System Recovery」

異機種へのリカバリやVMwareにも対応

プロダクト・マーケティング部リージョナル・プロダクト・マーケティング・マネージャの藤盛秀憲氏
 シマンテック株式会社は9月14日、Windowsシステム全体のバックアップ・リカバリソフト「Backup Exec System Recovery」の記者向け説明会を開催した。

 Backup Exec System Recoveryは、従来Symantec LiveState Recoveryと呼ばれていた製品。WindowsサーバーやクライアントPCのドライブ全体をイメージ化してバックアップすることができるため、データファイルだけでなくOSまでリカバリすることが可能。また、バックアップ元と異なるサーバーやPCに対してのリカバリにも対応しているため、ハードウェア障害などが起きた場合に他のハードウェアを用いた復旧も容易にできる。そのほか、VMwareの仮想環境に対応したバックアップ・リカバリにも対応している。

 同社プロダクト・マーケティング部リージョナル・プロダクト・マーケティング・マネージャの藤盛秀憲氏は、「バックアップ製品としてBackup Execのブランドは非常に大きなもの」と、データ保護もシステム保護も同一ブランドで展開するために、名称変更を行ったと説明。「また、従来オプションであった、遠隔地からのリカバリを行える“LightsOut Restore”と異なるハードウェアへのリカバリを行える“Restore Anyware”を基本機能として搭載した。ブランド変更とオプションの追加により、製品の競争力は高まった」とした。

 特にBackup Exec 10dと組み合わせることで、システム全体でトータルバックアップが可能と説明。「パッチの適用やアプリケーションのインストールなど、システムをバックアップするタイミングは断続的。これに対して、データは継続的に変化する。そのため、システムのバックアップをBackup Exec System Recoveryで行い、データのバックアップはBackup Exec 10dで行うことで、ダウンタイムを最小化できる」(藤盛氏)と、組み合わせて利用するメリットを紹介した。

 説明会では、Restore Anywareの機能を利用し、Windows Server 2003を異なるマシンにリカバリするデモも実施。異機種に対しても、高速リカバリが可能である点を強調した。


Backup Exec System Recovery リカバリディスクの起動画面 リカバリオプションの設定画面。異機種に対してリカバリする場合は、Restore Anywareのオプションを選択する

 対応システムは、Windows Server 2003/2000/XP Professional/SBS 2003/SBS 2000。価格は、Server Editionがサーバーあたり21万円、Windows Small Business Server Editionがサーバーあたり9万9000円、Desktop Editionが1万2100円。



URL
  シマンテック株式会社
  http://www.symantec.com/ja/jp/
  製品情報
  http://www.symantec.com/Products/enterprise?c=prodinfo&refId=1602&cid=1018&ln=ja_JP

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( 福浦 一広 )
2006/09/14 19:29

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