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日本HP、柔軟性や信頼性が向上した「HP-UX 11i v3」


 日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は4月11日、HP-UXの新版「HP-UX 11i v3」を発表した。4月13日より販売を開始する。

 HP-UXは日本HPが提供しているUNIX OS。新版では、カーネルを中心とした強化により平均30%の処理性能向上を実現したほか、ストレージ管理機能を強化。1台のOSが管理できるストレージ容量を事実上無制限に拡張できるため、企業が保持するデータの爆発的な増大にも対応可能という。

 また仮想化機能では、ハードウェア的に仮想化を実現するハードウェアパーティションの柔軟性を拡大し、OSを稼働させたままセルボードを動的に追加・削除できるようにしている。加えてソフトウェア的に仮想化を実現するソフトウェアパーティションでも、OSでのメモリ再配分を動的に実施できる。

 信頼性の面では、セルベースサーバーのメモリ、CPU、I/OカードをOS稼働中に交換可能なことに加え、すべてのIntegrityサーバーで、PCIカードのI/Oエラーを自動回復する機能を搭載した。さらに、クラスタソリューション「HP Serviceguard」におけるさまざまな機能の連携をサポートし、災害対策機能の提供によって、メインフレームクラスの信頼性を実現したとしている。

 セキュリティ機能としては、ファイルの暗号化をアプリケーションから透過的に行う機能にも対応する。なおこれまで同様、過去のバージョンからのバイナリ互換は維持しており、新版へのスムーズな移行も実現できるとのこと。

 価格は、1CPU/1コアあたり16万9000円から。



URL
  日本ヒューレット・パッカード株式会社
  http://www.hp.com/jp/
  ニュースリリース
  http://www1.jpn.hp.com/info/newsroom/pr/fy2007/fy07-080.html

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( 石井 一志 )
2007/04/11 15:32

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