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「広告をMicrosoft第2の収入源に」、バルマーCEOが熱弁 |
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Microsoftは、11月1日に「Windows Live」「Office Live」を発表し、MSNやXBOX Liveとともにオンラインサービス事業を強化する方針を打ち出した。Windows LiveはメールやIM、ドキュメント共有などのツールを、Office Liveは中小企業向けにマーケティングや情報共有などのツールを、それぞれオンラインで提供するものとバルマー氏は説明、「これまでのWindowsやOfficeを置き換えるのではなく、拡張するもの」と述べた。 これらを提供することによる収益は、オンライン広告と利用ユーザーへの課金の2パターンを用意するとされていた。バルマー氏は「課金ベースのものもあるが、中心的な収益は広告収入に頼ることにした。これは広告ビジネスに対する我々の賭けだ」と強調した。 Microsoftが提供する広告技術は「AdCenter」と呼ばれるプラットフォーム。バルマー氏はadCenterの広告を受信するデバイスとして、PCだけでなくテレビやゲーム、キヨスク（公共の場にある端末）、モバイル端末などを挙げ、それぞれに配信できるテクノロジーを開発していく方針を示した。 さらに、配信する広告について「ユーザーが予測可能なものでなければならない、サプライズはなしだ」と語った。同社が開発するよりインテリジェントな技術によってユーザーの挙動や好みを分析し、求めている情報を広告中に織り込んで、ワークスタイルやライフスタイルを向上させるという。こうすることで広告へのアクセスが自然と増えるというわけだ。バルマー氏は「実現には（広告）パートナーの力と我々のテクノロジーが必要だ」と述べ、協力を呼びかけた。 バルマー氏によると、今年の広告収入として20億ドル以上を見込んでいるという。全社売上に対する比率にして約5％程度だが、「最も急成長している分野。今後倍々で増えていき、我々は広告の世界でもリーダーになる」と、バルマー氏は宣言した。 ■ ＵＲＬ マイクロソフト株式会社 http://www.microsoft.com/japan/ ■ 関連記事 ・ Microsoft CEOバルマー氏が会見、「Windows Liveは大きな賭け」（2005/11/16） ・ 米Microsoft、オンラインサービス「Windows Live」「Microsoft Office Live」を発表（2005/11/02） ・ ビル・ゲイツが語る検索市場戦略、エンタープライズへの進出は？（2005/06/28）
（ 朝夷 剛士 ）
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