サン・マイクロシステムズ株式会社(以下、サン)は11月27日、「Solaris 10 x86」普及のためのビジネスユーザーコミュニティ「Solaris Community for Business(以下、SCB)」を正式発足すると発表した。参加企業32社とともに、Solaris 10 x86の利用拡大に向けた活動を開始する。
また、Solaris on x86システムの構築ノウハウやソリューションに関する情報を各社で共有。製品などを提供し合って相互検証を行うほか、コミュニティメンバー間での新しいソリューション創造など、個別活動なども推進する方針。末次氏は「ノウハウをすべてさらけ出して、とはいわないが、皆に価値のあることは積極的に共有できるようにお願いしたい。また今後のユーザーのニーズは、“やりたいことができること”へと変わっていく。そのためにはSolarisが一番という自負がある。その認識を市場にも形成するため、各社には自信を持ってSolarisを薦めていってほしい」と参加企業にかける期待を述べた。
併せて、コミュニティの拡大も継続的に進め、Solaris on x86への対応製品を増やしていく意向で、必要であれば、オープンソースコミュニティやSDC(Sun Deveroper Connection)、OSC(Open Standard Consortium)など他コミュニティとの連携も図っていく。SCBの長期的な方向性としては、エンドユーザー、開発者、さらには学生などの個人ユーザーにまですそ野を広げ、コミュニケーションの活性化をめざす考え。