コダック、音声も添付できるネットワークスキャナ「Scan Station 500」
Scan Station 500 |
コダック株式会社は4月22日、ネットワークスキャナ新モデル「Scan Station 500」を発表した。価格は28万円(税別)で、5月1日より販売開始する。
同製品は、Scan Station 100の後継となるネットワークスキャナ。タッチスクリーン操作で書類をスキャンし、そのデータを直接メールで送信したり、ネットワーク上の任意のフォルダに保存したり、ネットワークプリンタに出力したり、FAX・FTPへ送信したりできる。また、PCを接続せずに単体でスキャニングとデータ送信が可能なため、ソフトウェアのインストールといった面倒な作業が要らず、PCを経由した情報漏えいの心配もないという。
新モデルでは、処理速度を20%向上させたほか、筐体をコンパクト化しつつ、操作用のタッチスクリーンサイズを大きくすることで使いやすさを高めている。
新機能としては、スキャン時に録音した音声をスキャンデータとともに送信する「ボイスアタッチメント機能」を搭載。本体のマイクから音声を吹き込むことが可能で、これにより、電話などを使わずに受信者へ指示やコメントを伝えられる。このほか、さまざまな形状の書類に対応できる接続式の「フラットベッドスキャナ」などを用意したほか、FAXモデムも内蔵した。
コダックでは一般オフィスのほか、事務処理におけるデジタル化やセキュリティ対策が求められる金融機関、カルテや処方せんなどの個人情報を扱う医療機関、大量の伝票を扱う小売・流通業、ならびに窓口業務を行う行政機関などに拡販する方針。
2009/4/22 16:30