JCS、2Uサイズの省スペース型ブレードサーバー-Xeon 5500番台も搭載可能
今回提供されるブレードサーバーシステム |
株式会社日本コンピューティングシステム(JCS)は5月8日、省スペース型のブレードサーバーシステムを発表した。2Uサイズのコンパクトな筐体に、最大4台のサーバーブレードを搭載可能な製品。各サーバーブレードはCPUを最大2基(8コア)搭載でき、全9種類が用意される。販売は5月12日より開始するが、サーバーブレードは当初4種類のみを発売し、残りは6月に提供される予定である。
今回提供するブレードサーバーシステムでは、2Uサイズにサーバーブレードを最大4台搭載可能なことに加えて、ブレードのホットスワップ、異なるブレードの混在に対応。サーバーブレードは最新のXeon 5500番台搭載製品をはじめ、CPU、チップセット、ネットワークの違いによって合計9種類をラインアップする。システムはこれらを組み合わせることで、超高密度ハイパフォーマンスクラスタシステムや大規模仮想化システム、ストリーミング動画配信などから、中小規模のサーバー統合といった用途まで、幅広い環境に対応可能という。
また、ホットスワップ対応の3.5型ストレージベイ×12を備えており、高密度ストレージ環境も提供できる。電源は、効率93%以上の高効率な冗長電源ユニットを採用。ハードウェア管理仕様であるIPMI 2.0へ対応するほか、InfiniBand、10Gigabit Ethernet、FC、SAS 2.0といったインターフェイスをオプションで追加できる。
価格は構成によって変わるが、例として、高性能サーバーブレード「Type BL-XEGIFQ」を用いた、Xeon E5520(2.26GHz)×8、24GBメモリ、250GB HDD×4、QDR 40Gbps InfiniBand×4の場合では130万円(税別)。
2009/5/8 12:01