IP-PBX「InfiniTalk」に拡張製品、コールセンター業務の可視化など実現


 ターボソリューションズ株式会社は5月8日、IP-PBXソフト「InfiniTalk」の新拡張機能「InfiniTalk MIS+(ミス・プラス)」および「同 ListDialer+(リストダイヤラー・プラス)」を発表した。同日より販売開始する。

 InfiniTalkはオープンソースソフトの「Asterisk」をベースに、独自の管理システムを搭載したIP-PBXソフト。Linux上で動作するため、一般的なPCサーバーや周辺機器を利用でき、初期投資を抑えられるのが特長。今回発表したのは、このInfiniTalkを拡張する新オプションとなる。

 InfiniTalk MIS+は、オペレータのワーク管理や通話録音、ACD(着信呼自動分配機能)などコールセンターで必要な機能を標準で備える「InfiniTalk CallCenter+」と組み合わせることで、管理・運用効率やサービスレベルを向上してくれる。具体的には、リアルタイムにコールセンターの稼働状況を把握できるモニタリングツールや、月次/日次/時間別といった周期ごとに自動的にデータを集計するレポーティングツールなどが組み込まれている。

 一方のInfiniTalk ListDialer+は、アウトバウンドを自動化することで対象者に効率的にアナウンスを行うリスト自動発信機能をパッケージ化したもの。発信先、着信先をそれぞれ指定することで、数パターン用意したアナウンス情報を発信先ごとに割り振ったり、IVR(音声自動応答機能)やコールセンターにつなげたり、同じリストの中でも発信情報や対応を分けたりすることが可能となる。リストで自動発信していくため、1件ごとにスタッフが対応するよりも効率的に業務を行える。

 価格は、InfiniTalk MIS+が200万円(税別)/サーバー、同 ListDialer+が50万円(同)/サーバー。




(川島 弘之)

2009/5/8 16:09