アシスト、インメモリ型BIツールとIBM System x、導入支援などをセットにしたパッケージ


 株式会社アシストは5月13日、インメモリ型BIツール「QlikView」と日本IBMのx86サーバー「IBM System xシリーズ」を組み合わせたソリューション「QlikView on X」を発表した。同日より販売を開始する。

 QlikViewはスウェーデンQlikTech International AB.が開発した分析ツール。インメモリ技術と独自の正規化技術を組み合わせることで、ハイパフォーマンスな分析を可能にしている点が特徴という。QlikView on Xでは、この性能を最大限に発揮するため、IBM System xシリーズに大容量メモリを搭載し、アシストと日本IBMの導入支援・保守サービスを組み合わせて提供する。これによってユーザーは、ハードウェアの選定やソフトウェアのインストール作業、設定の工数などを削減でき、迅速に情報活用を開始できる。

 ラインアップには、エントリ版とスタンダード版の2つを用意した。エントリ版は、クアッドコアXeon E5540、6GBメモリを搭載する「IBM System x3650 M2 モデル 62J」と、QlikView Server Small Business Edition(5指名ユーザーライセンス)、開発ツールなどを含む「QlikView スターターパック」をセットにして、396万円(税別)で提供する。

 またスタンダード版は、クアッドコアXeon E7420、16GBメモリを搭載する「IBM System x3850 M2 モデル 2RJ」と、QlikView Server Enterprise Edition(10指名ユーザーライセンス)、開発ツールなどを含む「QlikView スタンダードパック」などから構成され、価格は800万円(税別)。

 なおいずれのパッケージにも、3年間のハードウェアサポートサービス(24時間×7日)、初年度保守費用を含むQlikView保守サービス、導入支援サービスが付属している。


(石井 一志)

2009/5/13 18:18